よよよん

フェモクラシー 不屈の女たちのよよよんのレビュー・感想・評価

3.5
ドイツ映画祭 HORIZONTE 2023にて観賞。西ドイツの女性政治家がどのように誕生し、発言力を高めていったのかを、報道と生存している元?議員へのインタビューによって形作った骨太な作品。
西ドイツの政治状況(政党名や主義主張など)がわからないと、ちょっとハテナな部分も多くあるが、「政治は男性のするモノ」的な観念が強かった時期に、多くの女性が政治家になって行く過程を、いくつかの起点となる出来事や視点で見せる構成のテンポが良く、あっという間であった。
同じような視点で日本の女性政治家にフォーカスを当てた映画を想像してみたが、市川房枝とマドンナ旋風(おたかさんブーム)くらいしか思いつかず、とかちょっと難しいかなぁとも感じたなぁ。