王冠と霜月いつか

中森明菜イースト・ライヴ インデックス 23 劇場用 4K デジタルリマスター版の王冠と霜月いつかのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「でも、誤解しないで下さいね古畑さん。私後悔なんてしてませんから。私が悔しいのは、殺してしまった事じゃなくて、出会ったこと。あんな男のために・・・どうして、私の人生を棒に振らなきゃいけないのかなって。」

倒叙ミステリードラマの金字塔『警部補・古畑任三郎』のシリーズ第一話で、犯人役を演じた中森明菜さんに三谷幸喜はこんな台詞を言わせています。まあ、誰の事なのかは言わずもがなですが…ちなみに(小石川)私リアルタイムで観ています。

そしてエンディング…

古畑「おいくつですか?」
中森明菜「28です」
古畑「まだまだじゃないですか。第一巻目が終わったところですよ。ハッピーエンドは、最後の最後にとっておけばいいんです。あなたは、いい奥さんになれます。保証します。」

『明菜さんは、昔からファンだったので、たぶん最初から決め打ちだったと思います。ファンとしての彼女への応援歌のつもりで書いた記憶があります。彼女と僕、血液型と星座が一緒なんですよ。シリーズが進むにつれて、ちなみが幸せになっていくのも、もちろん、僕の「明菜愛」からきたもの。』by 三谷幸喜

という事で前置きが長くなりましたが。

まず映画ではありません。過去のライブ映像を4Kデジタルリマスタリングした作品です。他の方がおっしゃっている様にリマスター版とはいえ映像&音声にやや難ありですが、私は気になりませんでした。中森明菜さん…明菜ちゃんのヒット曲、知ってる曲も知らない曲も引っくるめてとても懐かしく拝聴しました。美しいデコルテ、肩、上腕のライン、時折見せる笑顔…時折じゃねえな、本当笑顔がいっぱいです😄、前奏に合わせた口パーカッション(可愛い!)、お客さんへのアイコンタクト、カメラ目線、MCでの可愛いハプニング、明菜ちゃんだなあ、スクリーンで観られて良かったなあと思いました。Aパートの最後の『難破船』で綺麗な涙がこぼれて…明菜ちゃん泣かないで…、Bパートの頭で『飾りじゃないのよ涙は』…泣いても良いんですよ…というセットリストも妙でした。私の記憶倉庫の中森明菜の棚に素晴らしい作品が追加されました。

古畑任三郎も、素顔のままで
も近い内に再鑑賞したいと思います。三谷幸喜さんの様に『明菜愛』を形に出来ないのは残念ですが、ずっとファンでいたいと思います。

明菜ちゃん、ありがとう。

スコアは、そもそも映画ではありませんので、スクリーンで観ても観なくてもどちらでも良いと思いますの、2.9ですが、個人的な補正が+2.1入って、5.0です。