小原ブラス

首の小原ブラスのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.2
あ、これBLだったんだ。
北野武のサイコパス変態本能寺の変!

エンドロールで「映像の撮影にあたり、動物への虐待は一切していません」と流れるけど、いや、人は大丈夫そう?撮影で人死んでません?と、心配になるバイオレンスさ。グロの中でも飛び抜けたグロ。冒頭から、首が飛んだ人間の死体を蟹が食ってる。

武士を扱った映画って、殺し合いのシーンが安っぽく見えてイマイチ好きになれないのだが、ここまで手を抜かずに殺し合いのシーンを表現できる時代が来たなら、これからのサムライ映画に期待膨らむ。首も飛ぶし腕も飛ぶし足もザックザック飛ぶ!切腹もこんなにまじまじとみれて感激!マジでどうやって撮ってんだこれ?

たけしのお笑いが随所に見れて笑いを我慢してたけど、柴田理恵の遊女には我慢できずクスクス。最後の唐突な終わり方も好きだなあ。

所々で切り取って評価すると超面白いのだけど、なんだろう...全体でみると歴史物でストーリー展開読めるだけに退屈した。

【差別発言】
「きのう何食べた?」で既に慣れてるので西島秀俊さんのBLはスッと受け入れられたのに、お相手が遠藤憲一さん...ん?なんで受け入れられないんだろう。ごめんなさい。
小原ブラス

小原ブラス