渋谷区のトイレ清掃の仕事をする平山さんの日常を描く。無口な平山さん、前半はほとんど喋らず、平山さんの日常をを淡々と映している。一見同じように見えても、1日1日は少しずつ異なる。平山さんの周りの人間との関わりによって、また違った物語へ。
平山さんのように、1日1日を大切に、小さな幸せを噛み締める。そんな暮らしを送りたいと思う人はたくさんいるだろう。私も、とても羨ましかった。死まで続く長いか短いか、人生という道を自分らしく楽しんでいる姿は印象深い。
ラストシーンの平山さんの姿には、人それぞれ感じ方が異なると思う。私はこう思った。平山さんも私たちと同じように、何かに苦しんで悩んで、それでも前を向いて歩いている、そしていまがあるんだと、その心情が垣間みえた気がした。
パーフェクトデイズ、それは自分次第なんだ。
生きるって、ほんとうに大変ですね。
