期待値高くして見た。視聴後→これがパルムドールか… 拍子抜けとは違うし、見終わった直後だからまだ咀嚼しきれてないせいかとも思ったけど違う。カタルシスを求め過ぎていて、はっきり何かの答えを出す事がこの映画の言いたい事ではないということに気付くのに少し時間がかかった。
徐々に明らかになる夫婦仲の悪さ、やたらイケメンの昔馴染みの弁護士、オープニングのサンドラの学生とのやり取りから何かものすごい違和感。限りなく黒に近いと判断する要素は沢山あるが決定的な所は見せないので結局、何も分からない。
終盤息子のダニエルが重要な台詞を言ったと思う。
事実が何か分からない時、たくさん証拠を集めてそこから判断するとかなんとか（違うかも）母親に殺す理由が見つからないのであればそれは無実だと。
そして今思い返せば…ってここにきて今までの審議を覆すような証言をする イッヌの演技!!!!どうやってるのこれ？？？
サンドラがやってきた不貞ってこれまでは男女逆ではありがちだったことでそれを想像するとものすごく腹が立つんだけど、同じ女性である彼女の自分中心な生き方、そんなに嫌いじゃないと思えてきてなぜ自分がこんな風に思うのか、まだはっきり答えが出ないので考え続けなきゃならない。
夫落下の真相を解剖していく話だったのに、時間を追って彼女に抱く私達の感情を解剖されていく感じだった
