misoniさんの映画レビュー・感想・評価

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エゴイスト(2023年製作の映画)

3.7

最近流行ってるのか知らないですが心情を表してるかのようなグラグラするカメラ、頼むから固定してって何度思ったことか。それに顔に寄りすぎる。
この映画の中で鳴る生活音もなんか苦手。
でもストーリーは良かっ
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

もしやここで終わりでは…と予感した瞬間エンドロール流れた。その衝撃たるや。上映終了直後立ち上がれなくなってる客続出。その反応含めこの映画って感じ
あの後どうなったのって気になるけど、あそこで終わりって
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天才ヴァイオリニストと消えた旋律(2019年製作の映画)

3.5

本当に喜ばせたい家族がいないと知った時、これから手に入れられるかもしれない名声も何もかも、ドヴィドルにとっては無意味だったんだと思う。
そして自分の家族の為だけではなく、覚えていてくれる家族も全滅し、
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

楽しかった。
沖田監督上手いな~~
きたろうが、さんざんラーメン食べといて「麺がない」って深刻な顔で言うとこ、いやアンタだろって笑った
食べ物の悩みは南極では一大事だろう。
普通の南極隊員達が、この閉
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

期待値高くして見た。視聴後→これがパルムドールか… 拍子抜けとは違うし、見終わった直後だからまだ咀嚼しきれてないせいかとも思ったけど違う。カタルシスを求め過ぎていて、はっきり何かの答えを出す事がこの映>>続きを読む

レオニー(2010年製作の映画)

2.9

イサム・ノグチのルーツを母、レオニーの半生を追いながら探っていく。
父ヨネ・ノグチがアメリカに住んでいるときはレオニーと対等に接しているようにみえたけど、日本にレオニーが到着するやいなや、態度ががらっ
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ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.2

この作品好きだ。
小樽の深い真っ白な雪が、過去の痛みを吸収してくれてるみたい。
なんと言っても再会のシーンの素晴らしさよ。
エモーショナルな音楽を付けてドラマチックに撮っているわけではないのに、ただ台
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.4

150分の長さだったが結構映画に入り込んで見ました。
白鳥玉季さんの存在感と美しさが際立っていた。
あの若さで独特の雰囲気持っていて将来が楽しみ。
主要キャストが少ないおかげで話がよくまとまり見やすか
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.4

ほとんど台詞がなく意味不明な展開が続くんだけど見ちゃう。画が美しいからなのか何なのか。
最初に配給が出なくてもA24の作品だって分かるな。というかA24じゃないと作れないか。
途中に聞こえるファ~~っ
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正欲(2023年製作の映画)

3.5

それぞれ独立したストーリーなのかと思いきや、ひとつの事件をきっかけにそれらが繋がっていく。
簡単に言うと新垣結衣演じる主人公のマイノリティ視点側なのか、マジョリティーである稲垣吾郎サイドなのか…自分は
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

2.8

池松くんに関して解釈違い起こしてる?って勝手に感じたごめんなさい。申し訳ないけど池松くんの無駄遣いしてるように見える。

あと会話がおもしろくない。
恋愛のキラキラ感よりリアリティ追求というか…?こう
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ランユー 4Kリマスター版(2001年製作の映画)

2.9

ラストの唐突さあれは何?
絵づらは見ていられるんだけど何故そこに至るのか動機づけがごっそり抜け落ちてて評価が難しいな。
何故主人公がランユーを好きになったのか?(運命だっったんだ…みたいなこと言ってた
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クリーン ある殺し屋の献身(2021年製作の映画)

2.0

オレによるオレのための映画って感じ。
なぜこの映画作ったのか謎過ぎる
無闇矢鱈に人がグロく死ぬ映画はちょっとな…
ハイライトというか一番のオレを見てくれシーンはブロディの鍛えられた身体と突然バーナーで
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.3

よく次から次へと色々なハプニングが起こるな…
ワンショットというのが凄い。NG出したらそこで終わりっていう緊張感が出ていた。
店の人から嫌がられるような面倒な客にはならないようにしよう…

オートクチュール(2021年製作の映画)

3.6

リナ・クードリ。パビチャの子か~と思ったら彼女今年31歳なの? あの初々しさはどこから来るんだろう?
彼女の満たされてない表情がドラマを生むのだと思う。
平気で盗んだり、すぐカッとなって口汚く罵ったり
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ツユクサ(2022年製作の映画)

3.5

これ2022年の作品なんだ?? もっと前の作品なのかなと思った。
小林聡美が主演というだけで独特な雰囲気になり、不思議と二時間弱の尺にも耐えられる存在感。唯一無二の俳優だと思う。
少年との友情あり恋愛
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わたしはダフネ(2019年製作の映画)

3.3

言語能力が高いのだろうか。ダフネの返しにハッとする瞬間があった。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.7

レディガガ主演位しか知らずに見たけど凄いキャスト揃ってた。ジェレミー・アイアンズ相変わらずイケボ。
あと監督リドスコだったんだ? 展開早くて見やすかったし長いけど飽きずに見れた。
今やグッチにグッチ家
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.0

吃音症?の女の子が主人公。痛みを感じる映画でもあった。
まだ垢抜けない南沙良さんが熱演。
コンプレックスを感じる志乃が、一匹狼の加代に近付くシーンはかなり勇気を出した結果のアクションだと思う。
劇的に
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.6

これはジェシカ・タンディ主演女優賞穫りますよね。
気難しくまだ元気だった頃から老いに不安と孤独に恐怖を感じるようになる晩年の演じ分け。 すごかったです。
こういうラストシーンか…!と静かな感動がありま
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.6

ピュアで良い話だった。
ダコタ・ファニングが可愛すぎるのが難点だなと思ったけど、ただ可愛いからじゃなく彼女が見せる寂しげな表情が良かったので採用されたんだなきっと。
ショーン・ペン凄すぎる。スタバで一
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インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

3.2

なかなか良かった。一筋縄ではいかない思春期の子どもと養子縁組することの大変さ。
旦那さんの母(おばあちゃん)が良かったな。リジーの良き理解者だと思った。
実の親に何度も失望させられていたら、人を信じら
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.7

流言に乗せられた人間がどのように加害行うのか、その行為に至るまでの下地と心理のメカニズムを描いた作品。差別の連鎖、生活苦から来る鬱屈、コミュニティ内の閉塞感、混乱に乗じたデマ、思考停止、複雑な要素が絡>>続きを読む

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.8

ゆったりと時が流れて画面からしっとり湿度を感じて無駄な台詞がなく息遣いと視線だけで伝えてるような映画。
ベトナムの監督の独特な感性で撮られた作品。
アオザイを着る女性たちの美しさ
人間だけでなく対象を
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.2

ルーカス・ドン監督一作目のGirlも見ているがその時と同じ様な感想を持った。恐らく当事者ゆえに描ける心体の痛み。当事者の見ている今の世界の居心地の悪さ。
自分はレオとレミの関係性を仲良過ぎるよね?って
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ハイジ アルプスの物語(2015年製作の映画)

2.6

アニメのハイジのイメージ強くてもっとクララの家でのシーンが長くて、オンジとの交流なアルプスでのシーンが見たかったなという印象。
ハイジと男の先生の関係性がおちゃめで良いね。
オンジ、ブルーノ・ガンツだ
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ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

3.6

ケンカップルの話。ずっーとケンカしてる。
カラーもいいが白黒の映像もいい。めっちゃいい。
本当になんでこんなオシャレな撮り方ができるんだろう。
ドローンはこの当時ないからイグアスの滝は空撮か。圧巻。
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ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)

4.2

昔映画館に観に行ったなぁ… 何回見てもいい作品だなと思える。海のキャラクター達が皆愛しい。
すぐに忘れてしまうことを自覚してるドリーだから、マーリンにあなたと一緒にいると落ち着くの…とその時強く感じた
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.9

天使の涙と恋する惑星のグラグラする映像を見た後なので非常に見やすい。
一時間半弱、ほぼトニー・レオンとマギー・チャンの顔面しか映らないのに飽きない。
いかにも秘密がありそうなトニー・レオンの顔。
心を
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落下の王国(2006年製作の映画)

4.2

視聴2回目。画の力が圧倒的。
眠りに落ちている間の夢を可視化したような作品。
左右対象の構図とか一糸乱れぬ回転とか、騙し絵みたいな映像、あまりにも美しいとなんか恐怖すら感じる。
こんな作品、今じゃ撮れ
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メメント(2000年製作の映画)

3.0

ずっと見たいと思って来たがやっと見れた。
テネットもそうだったけどノーランのこういう作品、設定が面白そうなのに途中で理解するのがだんだんめんどくさくなってくる…。
モノローグも鬱陶しく感じて来るが、こ
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.7

子どもたちと緑の自然が美しいドラマなのにずっと意識下に何か張り詰めたものを感じる映画で、これ大丈夫?ミカエル(ロール)この映画の中だけでも3回位心殺されてない?ってヒリヒリした。ミカエル(ロール)はこ>>続きを読む

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

2.9

カメラぐらぐらでかなり酔う。
ながら見で集中してなかったせいもあるけど、恋する惑星と同じMVみたいな映画だと思った。
ラストの方のモノクロだと色が無い分落ち着いて見られたせいか余計にこの監督の撮る映像
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.6

親の子どもの頃のことを話で聞いていても実際に子どもだった親の想像をするのは難しい。
こんな形で子どもの頃の親に出会えたら関係性がガラッと変わるのだろうか…
子どもがふたり以上出てくる映画は必ずちょっと
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.7

言葉がない。
しかもたった3年前の事件。
自分を暗殺しようとした工作員ひとりひとりに電話する時の緊迫感。ナワリヌイとその妻の不屈の精神に敬服。
収監された彼は今どうなっているのか。

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