トラえもん

落下の解剖学のトラえもんのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.9
これもちょっと前の鑑賞作品のコメント
2023年のフランス作品です。
裁判モノ、というより夫婦、家族にある秘密、葛藤をテーマにした作品ではないかと。
事故か殺人か。一つの死亡を巡り、裁判という舞台で最もプライベートな事柄が暴かれていきます。
覗き見趣味ではないのですが、観ていて少しゾクっとしました。夫婦喧嘩のシーンはかなりリアリティがあり、親という男女の生々しさを子供に聞かせるシーンは残酷というか、母親のある種毅然とした態度に少し驚かされました。
弁護士の男性との少し危うい関係などなどありましたが、つとめて母親であるサンドラの方が計画的で合理的だなぁ、と。。父の独白に近いセリフを語る息子に救われました。しかしもって男のやっかみ?というのは、、、という次第です。。
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