大好きだよ。カウリスマキ。
泣きっぱなしで、頭が痛い。
どうして泣いているのかわからないまま泣き続けてしまった。
突きつけられる現実と、それでも続いていく世界と、その中で愛を持って(求めて)生きていく様に力をもらった。生きる。生きるよ。
心地の良い違和感、ギャップ、それらとの摩擦を触覚でもって感じられる映画だった。
「無惨にも失敗した」と思っているみたいだけど、それすらすべて愛おしいよ。
追記)
パンフレットのインタビューを読んで、主人公のどちらかが亡くなるエンディングもいつも作っていることを知った。そうだよね。その上でやっぱり生きることにするんだ。ただ無理矢理ハッピーに終わらすんじゃなくて、信念を持って(「心の繊細な部分」によって)そっちに舵を切ってる。そうであるから、彼の作品が好きなんだ。