なんかわからんけどめっちゃよかったなあ〜。しんみり沁みた。無表情で淡々としたセリフにホッとする。もう映画ってこれでいいんだよと思ってしまう。ストーリーがほんとシンプル。自分でも映画作れるんじゃないか?って思ってしまうほど。絵本みたいなのかな。人々のさりげない優しさに心が温かくなる。枯れ葉だけどロマンチックだよね。中年になってからわかる良さだろうか。若いカップルが見たらどう思うのかな。
アキ・カウリスマキは「マッチ工場の少女」と「過去のない男」を見てはまった。本作も「過去のない男」と印象はほぼ同じ。犬も出てくるし。犬と一緒にトラム乗ったり。しかも病室にも行けるの〜!!羨ましい!
レトロな雰囲気なのでいつの時代なんだと思うけど、ラジオから聞こえるのはウクライナ戦争のニュース。途中主人公の強いセリフに監督の戦争への拒否感がはっきりとありましたね。