このレビューはネタバレを含みます
アトロク試写会にて。
・ホームドラマの一角に"決定的な違和感"がある
・外からやってきて、かつあの中に知り合いがいるおばあちゃん。はじめは綺麗な家に感激しつつも夜には違和感に気づいたようだった
・え、あの狭い家のなかで不倫?どこがパーフェクトな家族やねん
・りんごを置き去る少女の白黒ネガのシーン。とんでもないことになるんじゃとハラハラしたが特にそのシーンでは何も起きない。なぜあんな撮り方を?と思ったら赤外線カメラで人間の熱(=まだ情のある人間もいるという希望)を表しているのでは?というトークショーの内容で腹落ちした。
・美しく咲いている花の養分はなんの灰か?
・同じ人間だと思わなければ、あれもこれも考えなくて済む
・ずっと盗撮みたいな映像。覗き見をさせられていた感覚。
観てるこちらも最初はビビっていた悲鳴や銃声に中盤から慣れてしまい、ホームドラマの方に集中、壁の外の話にはやがて無関心になる。我ながらがっかりした。
見終えたらあまりにも喰らいすぎて、友人と飲んだ。この後と安全な家に帰れる罪悪感。エンドロールの音楽が気持ち悪すぎてリアル寒気に襲われた。
とにかくこれは見ないと語れないです。勇気出して劇場で見てください!体力は奪われるので元気な時に。
あと、これを見て勝手に自省して終わってたらなんの意味もないと思いました。これはガザであり、入管であり、、、今起きている話なんだから、行動に移さないと。
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(おまけ)
精神的に混乱して、ドリンクホルダーにドリンクを戻し損ね、隣の方に烏龍茶をかけてしまった。(謝った)