元NHKのディレクターが、10年前のNHK取材当時の記憶をたどりながら出会った人々を訪ねるドキュメンタリー。話は面白いし、この10年間で中国が打った国策、ダム建設や道路建設がいまの経済発展にどう繋がり、人々の暮らしをどう変えてきたか（良い面悪い面）見えてくる良取材。特に気に入ったエピソードは、女性が族長を継いでいく少数民族。通い婚も面白かったけど、女性がリードする集団は血生臭い殺し合いとは無縁の穏やかな社会で、羨ましい。湖に浮かぶボートのシーンは夢の中のような美しさ。最後、クライマックスの長江源流の氷河。ショックを受けた。もしやあの大河が枯れる日が来るのか？！
小さいシアタースクリーンで見たせいか、NHK BSのドキュ番組見たような気分になってしまったのが個人的にちょっと残念。
