シンメトリーや正対を特徴とする統制された構図が美しい。表情のアップやカメラ目線、風の動きや光、カラーグレーディングも効果的だ。
しかしながら登場人物はみな人情にあふれ微笑ましく、また作品自体衒学的なセリフや脚本で観客を置いていくこともない。
肩の力を抜きつつそれでも映画の本質を捉えているような、今後も古びることのない作品。
メモ：エリセ監督インタビュー
CINEMORE
https://cinemore.jp/jp/news-feature/3338/article_p1.html
リアルサウンド映画部
https://realsound.jp/movie/2024/02/post-1568533.html
映画.com
https://eiga.com/news/20240209/11/
