肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

湖の女たちの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

湖の女たち(2023年製作の映画)
3.3
奇遇にも日本を代表する世界に届けた外人混入時代劇ドラマ出演の2人が続けて揃う映画は男と女と日本を一番に深刻に憂う奇作
エロスに惑わされず、この映画の湖面に漂う『日本』という美しき/醜き"幻想(ジェンダー)"を憂う/呪う人ならば是非観て、何かを感じれるかを自分に問うたらいい

エロスと老人ホーム殺人事件と昔の大薬害事件で翻弄される暗澹たる女たちの見る今昔の日本
クチャラー新婚べーすけ刑事が先輩刑事共に介護施設の事件性の高い入居者高齢者の不審死事件に被疑者の内に数えられる若手女介護士の取り調べにかかるが、二人は夜明け(OP)にべーすけな面識があった・・・
から始まる事件の真相と、国家権力の腐敗と、国家そのものの腐敗へとエロティック・ポリティカル"人間性(ジェンダー)"ドラマ

変な映画見た〜〜〜と、なったっしょ?(笑)
大森立嗣監督、『さよなら渓谷』のコンビとはいえ近年の作風にしては"挑戦"し過ぎですよw
大抵の人が間抜け顔晒して「ぽかーん」してますよ!
侮辱ではなく、事実、息するだけで公害な小太りおじさんは即ぐーすか撃沈なされ(キレていい?)、何を思ったかあはれおばさん複数人組も寝た人は確実、「意味わかんなかったね〜」が飛び出しましたとさ?😉(耳に訴えかける事実)
こちらとしても、猛烈に評価したい精神と、したくない批判精神がせめぎ合ってる状態です(笑)
つまりは、"完成度は低い"かと…w

序文枠で書いたように、日本としての"ジェンダーギャップ"や"女性蔑視"等の"「ジェンダー問題」界隈に危機感を持ってる人こそ見て欲しい映画"だと密かに思うんですよね。
『隠れジェンダー映画』ですよ、これ。
でも哀しいかな、フェミニストの偽善野郎はどうでもよくてもそういう「女性自身」にこそ入りにくい映画で、まず"理解得られない"上にそもそも興味を持たれない「エロス映画」の面が最大限に足を引っ張るので、ちぐはぐかつもったいない映画でもあるんですよね…
その点を考慮して、"レーティング規制なし"、"福士蒼汰"、"大森立嗣監督ネームバリュー頼み"で"女性客"に来てもらおうと画策したのでしょうが…案外それがやっちまってますw炎上級の批判が避けられないのでは?
だって、松本まりかさんに「ケツの穴かっぴらけ」変態プレイ"写さない問題"ですからね!(語弊がある)

でもね、個人としては『春画先生』レビューから続けて鑑賞した「スケベ(ピンク界隈)映画」から訴えてる"邦画における女性軽視通念(底)"をボヤいていただけに、そのすぐに同時公開『ミッシング』と頑としてピンクにしたくない変態映画『湖の女たち』本作が、その懸念を撤回したくなるような"毒(女性蔑・軽視&エロス)を持って毒を制す"意地を見せられるとちょっとニヤついてしまいます🤪

ただ、主演組の松本まりか&福士蒼汰が映画の本道の"社会派サスペンス・ミステリー"を抜け出したかのように映画の隅でパンパン変態プレイやっているような印象(あくまで印象)はよろしくない…(笑)
その"チグハグさが魅力"である反面、演技も含め二人が個人問題や社会通念の"メッセージ性"を背負ってないように"誤解"されるのも非常に問題作であるように思います。

単純に松本まりかさんの"演技がキショい"のが大問題だと言いたい。(キャッ言っちゃった///😣)
二人初邂逅のシーンからして、ハリウッドザコシショウの芸かのように"過剰表現"に演技演技してる(役に入り過ぎてる)のが二人、ヤッてんなぁ!(性的な意味じゃなく)と拒絶反応さえ出るほどに不自然に感じるのはいただけないです…
福士蒼汰は常時キメ顔(ハードボイルド目指し?)装備、松本まりかは触れれば折れそうなしだれ(髪)女で「ヨヨヨ…」なディフォルメ演技…
松本まりかさん、声優としては好きなんですけど女優としては別段注目してなかったので(顔に違和感を感じる…)主演作が未見で、元よりそっちの(演技力が…)方?と不安を覚えて本作鑑賞後に『夜、鳥たちが啼く』観ましたともw

勘違いでしたねw
全然繊細の心情を彷徨うシンママを好演していて、しっかり"演技ができる方"と認識を改めました。
でも本作の舞台あいさつインタビューで彼女は、「作品(主演)を受けたこと自体、罪深いこと」「この作品を、この役を体現するには人間性も芝居も全部未熟すぎました。」との発言に(その通りだ)と思ってしまったんですけどね…この過剰ポッキリ女演技って監督の要望に依るものが主なのでしょうね…
そしてこの二人のパンパ…変態プレイの長回しの"冗長さ"が本編120分超えの141分を招いた事を思うと、せっかくの原作のメッセージ性を汲み切れず、"わかる者だけにわかる作風(カルト)"に仕上げた監督側の"力量不足"と言いざるを得ない気がしてきました…

"女たち"を演じることとなった記者役の「菊池桃子」さん、殺害事件の妻役の若かりし頃を演じた『SHOGUN』で急遽異邦外国人に嫁入りすることとなった未亡人役だった「穂志もえか」さんが、主人公役松本まりかさんに比べ、"ピュアかつクリア"に見え過ぎてしまうのも問題、とは言いたくなるものの"意図"があるすとれば、豊田佳代(松本まりか)も"現代の女性像"を背負わされた役目を持っていることが見えてきます。
が、それも福士蒼汰刑事も含め、彼女の"過去・経緯"が不透明で"感情移入など不可能なド・マゾ"と原作未読の多くの人に思われてしまうのは、やはり制作側の問題と思われます…

だからこの"二人組を囲む"事件と歴史を含んだ"日本史(人)の象徴"とか解釈を繰り広げようとも、それが"台風の目"というより隅でパンp…繰り広げてる変態カップルとして"矮小化"されてるように目に映ります…

でもふと思ったのが、これは(エロス、支配欲、攻撃性などの人間の欲求、本性を内包した)「大人のヒミズ」であり「大人のヒズミ」であると曲解解釈すれば案外自己解釈としてストンと嵌ったかのように、だから"好き"なんだと納得するに至りましたとさっ😉