このレビューはネタバレを含みます
1か月ほど前に観た『悪い子バビー』を思い出しながら観た。フェミニズムというよりはヒューマニズムだと思った。でもそう考えると最後はあまり好きになれない。私も含め、観客がメッセージを求めすぎているかもしれない。予告で内容をがっつり隠すのは本作のテーマと反するようにも思うが、やむを得ないだろうか。
ハンナ・シグラが出てくるのが興味深い。黒人男性がそばにいるのもあわせてファスビンダーを想起させる。撮影面でもファスビンダーを参考にしたそうだが、本作よりもファスビンダーの規律のある撮り方の方が好きだな。
エマーソンが好きだったのを思い出した。