とら

哀れなるものたちのとらのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0
僕の人生の分岐点では、必ず映画が背中を押してくれます。

僕の人生の限界では,必ず映画が節目となってさらなる飛躍を助けてくれます。何故か、その時に求めている映画が目の前に現れてくれます。

現実に絶望しても、フィクションに救われて、また社会と向き合おうと思う。
社会と繋がりたい、人と繋がりたいと思える。

他人を理解したくて書くけれど、皆は、僕がその他人と同じ思想だから書けると思っている。他人を知りたくて勉強しているのに、僕には理想の世界があると思われている。

それでも、学ぶことを諦めない。
ベラに倣って、人とは違う視点を持って社会規範を確認したい。ベラのように、多くを学び、冒険していたい。

どこまでも、感覚に捕食されて、
ずっと、イメージに搾取されて、
永遠に、自身の言葉の被食者でありたい。
自分が取り憑いた言葉を紡ぎたい。

悲しいは美しい。
エロいはグロい。
綺麗は寂しい。

フィクションだけじゃなくて、
きっと人生も一緒なのかもと。
僕の人生は、僕の成長譚なので。

僕のからだは僕のもの。

本作は、僕の人生にとって5.0点です。
とら

とら