おどろきの白鳥

バジーノイズのおどろきの白鳥のレビュー・感想・評価

バジーノイズ(2023年製作の映画)
3.3
川西拓実、桜田ひよりの二人ともいい演技だったし、映画としてよくまとまっていたと思います。
ただ、私はターゲット(マーケティング対象の客)じゃなかったんだろうな、と観たことを後悔しました。

正直、劇中の曲に対する相性や理解度の問題が大きかったかと。
主人公が天才的才能にあふれた作曲家(ミュージシャン)って設定なんだけど、私には全然いい曲に聴こえなかったので。
坂本秀一、藤井風などが提供する、打ち込みメインのデスクトップミュージックが、どれを聴いても平板で同じような曲に思えてしまって、そこまで天才に見えないのでした。
新しい曲の潮流に、自然と理解できるようフラットに偏見なく生きているつもりでしたが、おっさんになっちゃったかな、いわゆる「老害化」?
などという自分への不安と不信感に心揺れてしまい、後半は全然映画の内容が頭に入ってこなくなってしまいました。
というわけで、点数は可もなく不可もなくってあたりで。