『タクシー運転手~』の朴訥さ、『コンフィデンシャル』のコメデイアンヌ的ギャグキャラ、『梟-フクロウ-』での王の役で見せた目つきの鋭さと堂々とした態度などなど、ユ・ヘジン氏の魅力がぎゅ~~~っと詰まって>>続きを読む
全編、笑いと涙に包まれた、勢いたっぷりの青春映画でありました。
ダメな選手と監督が、長所を伸ばして大逆転下剋上って、『がんばれベアーズ』系の感動必至な黄金パターン。
しかもタイトル通り、大きな挫折か>>続きを読む
川西拓実、桜田ひよりの二人ともいい演技だったし、映画としてよくまとまっていたと思います。
ただ、私はターゲット(マーケティング対象の客)じゃなかったんだろうな、と観たことを後悔しました。
正直、劇中>>続きを読む
テレビシリーズも原作も観てないんで、本作がシリーズで初めてという前提の感想ですが…
サッカー描写が雑。
「全員フォワード」って言ってるけど、嘘だよね。
明らかにミッドフィルダー、サイドバック、ディフ>>続きを読む
不気味な笑い顔なコミカルな殺し屋の主人公と、混血児ボクサーの対比が面白かった。
ボクサーを追う財団側の人間はどいつもこいつもクズばかりなので、主人公の手にかかって死んでいくのが、楽しくてたまらない。>>続きを読む
鈴木亮平の鍛えた筋肉、銃口のぶれないガンアクション、神谷明調のセリフ回しなど、漫画原作やTVアニメ版の再現度に振った熱演が素晴らしかった。
普通は銃を構えると先が揺れるし、ワンカットで銃を分解するなん>>続きを読む
ガールトークの舞台劇ですが、今ひとつ狙いがボヤけていた感じ。
答えのないイライラをぶつけ合ってるだけの会話の羅列に見えてしまった。
生徒たちも自分のやりたいこと、自分の意志を語るけれども、それらはす>>続きを読む
岩井俊二監督の長編映画デビュー作『Love Letter』リスペクトに溢れたラブストーリーの佳作。
そもそも作中に『Love Letter』が引用されてるし、何も隠し立てしていない。
原作は、台湾の>>続きを読む
時間が合ってたまたま入ったのだが、思わぬ拾い物。
鶴瓶さんが出ている時点で笑いに振ったコメディかと勝手に推測していたのだが、阪神淡路大震災関連かつ家族の在り方がテーマの映画だった。
やや無理のある設定>>続きを読む
侵略戦争は、理不尽という一言に集約される。
ウクライナ・マリウポリの場合、突然の空爆からではなく、静かに遠方で砲撃の音が聞こえるのかなーくらいで始まっていた。
街の人々は「まだ平気だろう」などとた>>続きを読む
私の嫌いなものは、借りた金を返さないこととと、汚職とハラスメントと暴力と宗教と犯罪(法を犯すこと)なんだけど、全部盛りだった!
キリスト教もユダヤ教もろくでもないね。
法を守るのではなく、保身や権威の>>続きを読む
『ドライブ・マイ・カー』にあった平板なセリフ読み合わせと同じような、淡々とした会話劇。
前半は状況・環境の説明を兼ねつつの日常セリフや、林、空、湖などを重ねていき、眠気を誘発。
後半は、テントなど>>続きを読む
とりあえずずっとバトルしてるから飽きない。
前作同様、コングとジア側が主役で、ゴジラはサポートメンバー。
それにつけてもすごいまんが映画時代ゴジラ、昭和のチャンピオン祭りリスペクトな内容。
原住民の>>続きを読む
原作を、ややラノベ風かつBL的なまとめ方にしていた印象で、とてもカッコよく面白かった。
何回目になるかわからない小説・漫画の主人公を演じる山崎賢人だが、キャラとして彼らしさが薄いものの、なるほどワイ>>続きを読む
レトロ・スチームパンクな街の炭鉱跡坑道や地下鉄、地のヤクザや動物や暴走した機械が勝手に掘った穴など「クラガリ」と呼ばれる地下世界で、様々な事件が起きるという設定を元に、キャラが動き回るスタイル。
今>>続きを読む
新潟の映画祭が初見。
3Dやエフェクトなど、チャレンジングな表現は多く、画面的な見どころは多かったものの。
長いテレビシリーズの中の番外編みたいな内容。
『クラユカバ』のスピンアウトから企画がスタート>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ケビン目線の家族愛と、家族を失う悲しみを描いていました。
A24らしい「説明少なめ、感じろ」な作り方。
家長(父)の横暴と、事故や故障の痛み止め多用&麻薬に手を出したり、心を壊したりで自ら命を絶つ弟た>>続きを読む
満足度がそれなりにあった一作。
どのキャラも個性的で魅力たっぷりだったが、中でもヒロインの母・ボベ(チョ・ミンス)と、主人公の母・スクチョン(キム・ソニョン)が際立ってよかった。
ヒロイン・ナラが最>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
元の第1作をリスペクトして、それなりにつながるようには作っていたんですが。
ダミアンの「本当の母親=獣(ジャッカルのような奴)」だった記憶があるんだけど。
実は人間体の女性が生んでいたってされても、後>>続きを読む
面白かったけど、要素詰め込みすぎ &展開が早すぎ &キャラ多すぎで、観る人たちがどこまでついてこれるか、理解できるかが謎。
何度も観に行かせたいという、狙いなのか?とさえ思いました。
アクションが過>>続きを読む
王道、ありがちスパイアクション。
昔の友が裏切られた組織=CIAへ復讐するのを知って、止めようとする元CIAスパイの老人対決。
臨時パートナーになった若いCIA女性スパイの、明日はどっちだ?
犬はか>>続きを読む
妙に「感動させようみたい」な意気込みが上滑り。
中途半端な終わり方に感じました。
この原作漫画はまだ連載中で、最終回は迎えてない=オリジナル展開なことと。
テレビのネタとして採用不可だったのか、奥さ>>続きを読む
原作より見やすいのと、動きが気持ちいい作品になってた!
あのと、幾田りらの声もはまっていて、心地よく。
浅野いにお氏の漫画って、パロやオマージュ系切り取りが露骨で、つぎはぎ感が強く、「IKKI」「ガ>>続きを読む
絵(明暗)や音によるホラー手法で驚かせるのはやや安易ながら、内容的にはホラーというよりかは、サスペンス寄りな横溝系ミステリっぽくて好印象。
結局は、「呪いよりも人間の方が怖い」という落ちは少し陳腐かも>>続きを読む
40年続いた故郷の定食屋さんに、春休みに戻って昔よく食べた料理を目的に入って、店主の孫の眼鏡っ娘に配膳してもらったら、いつもの味のはずなのに少し美味しく感じました、みたいな。
前作『アフターライフ』>>続きを読む
イルミネーションらしく、お話は無いに等しい。
池に住むカモ一家が初めて、渡り鳥の真似をしてジャマイカ行きの冒険を繰り広げる、ただそれだけ。
ただ、同じイルミネーションの『スーパーマリオ』同様に、飛ぶ>>続きを読む
歴史面から見れば新しい発見は特にはなく、史実に沿って構成しているのでネタバレも減ったくれもないのだが、公開前のプレミア上映だったので、極力大きなネタバレは避けておきます。
(多少の誇張や省略、登場科学>>続きを読む
怖い怖い。
今まで観たどのアウシュビッツ映画より怖いかも。
特に音が怖い。
具体的な虐殺シーンも虐待シーンも何一つなく、その後ろにあることを断片的な情報と音で、観る人間の知識とイマジネーションに>>続きを読む
すごくよかった。
この内容、かなり好き。
ある意味『レオン』の発展系ではあるのですが……
無償の愛の意味を知り、虐げられた者の痛みを見過ごせない優しさを持った男の心を描いていて。
今だと「被害にあっ>>続きを読む
無駄なところがなく、省略も緩急も上手く、2時間46分と思えない(体感1時間半くらい)あっという間で、没入できた傑作でした。
ポールが砂蟲の試練で、砂漠の民フレメンに仲間として認められることだけでもす>>続きを読む
世間的には岡田将生主演の映画なんでしょうが、実質は羽村仁成と星乃あんなのW主演でしたね!
羽村のシリアルキラー演技が素晴らしかった。
それを支える岡田将生と黒木華の存在感がすごかった。
金子監督の役者>>続きを読む
藤井道人監督による故・河村光庸プロデューサーの追悼映画に思えました。
冒頭の画の力で「東日本大震災映画では?」と思いもしましたが、それは導入のためのもので。
震災で亡くなったのは主人公の美奈子だけで>>続きを読む
観る前はタイトルが何を指すかわからなかったのですが、ピーターラビットの妹、カトンテールのことでありました。
『ピーターラビット』のコットンテール(カトンテール)が大好きだった妻が亡くなり、ピーターた>>続きを読む
しんみりじわじわ、いい映画だった。
ヤングケアラーの役割を押し付けられ母に虐待されていた女性が、母親からネグレクト(育児放棄)・DVを受けていた子供を保護して助けながら、自分の過去を振り返って思い出す>>続きを読む
心臓の音、歩くリズム、まな板で食材を刻む音、蝉の声、ノコギリやトンカチの音……
世界はリズムと音楽で包まれ、音楽なしでは生きていけない。
だから、リズムに乗って楽しめば、生きるエネルギーになる。
楽器>>続きを読む
あくまでもコメディなので、そこを楽しめる人向き。
私は大好物。
『キングスマン』『キック・アス』の両シリーズが好きな人……
つまりはマシュー・ボーン監督の作風が好きなら、ハマれるんじゃないかと。
猫>>続きを読む