このレビューはネタバレを含みます
高級なスーツ、革靴を身に着けた殺し屋である貴公子がとても良いキャラしていた。キムソンホイケメン過ぎ。
予告編などを見た感じ、てっきりドロッドロの胸糞系のノワール映画かと思っていたら思った以上に見終わった後はスッキリ。
ただ物語が始まって、貴公子が関わってくるくらいまではよくある展開かつ主人公がただ逃げるばかりだったので少し冗長気味。
ボクサーなんだからもうちょい善戦しろよとか、貴公子逃げられすぎではとか思ってしまった。
ただ、一族の目的が明かされて、貴公子が襲撃してくるあたりからエンジンがかかって急激に面白くなった。
魅せ方特化のカーアクション、ガンアクションも好き。
跡継ぎとしてではなく、主人公の心臓移植を目当とした派閥と死亡して相続を狙う派閥のドロドロした一族の争い。
そして最後に明かされるどんでん返し。
殺人の告白のような、悪役ポジに見えた人が実は味方だった系。
序盤のヤクザぶっ殺しシーンのおかげで騙されました。
主人公がマジで一切関係ない人だったのには笑う。
足に弾丸かすったくらいでめちゃくちゃ痛がる貴公子がかわいかった。
それもラストの伏線になってたのにはあーなるほど。
貴公子のユーモラスなキャラクターがとても印象的だったし、続きも作れそうな内容だったので期待。
2024 257