久々に、人生の1本がまた増えたな〜という気持ちで満たされて劇場から出てこれた最高な作品でした。
ちょうどこれが公開になった週末は、名古屋へ行って愛知県芸術劇場でのDaBYの柿崎さんや島地さんリョウくんの公演と、SPEの大須演芸場でのライブ観ようとしてた(そしてブルバリちゃんのCAN BUY RECORDS行こうとしてた)のだが、いや違うんだ、今は11月のバレエを辞めたものたちでやる公演のことも考えたいのだ、と全部キャンセルして、しかしその代わりに観たこの作品に、名古屋も11月の公演の要素もすべてがギュッとひっ詰まっていたのでびっくりした。
セドリック・クラピッシュの真骨頂だった。そこかしこで笑えるしバレエだしコンテンポラリーや身体の話だしめっっっちゃパリ。めっちゃフランス。
ウエディングモデルが物申すとことかほんとよいコメディだったし、これは日本側の話だけども翻訳(字幕)でおんな言葉が使われていないのがものすごく自然でよかった。画期的だと思った。
あと、まさかフランス映画で「名古屋」って出てくるとか、もう吹き出すかと思ったわ。
呼ばれていたな〜 久々に最高な映画体験だった。
しかしまあこんな混んでると思わなくて、まさかの最前列で泣く泣く観たんですがw
あと5席くらいで満席でしたわ🩰🇫🇷🪩最高。
そのかわりに名古屋へいけなかったDaBYの公演は来月横浜で観ようと思います。
バレエはもちろんなんだけど、ホフェッシュもバットシェバも日本でも観たいなあ、となる映画でした。
主演のダンサー、マリオンバルボーちゃんが、イヤホンはコード無しのバリバリ現代なのに、服の感じがまじでオリーブとかmcシスターで25年くらい前に見てたパリッ子まんまで痺れるのでやっぱパリはええなあ
この「ダンサーインParis」のパンフに掲載されてたインタビューで首藤さんが海辺のシーンのよさの話をしてたけど、まさに私もあの海辺のシーン見つつ、この時のNMNLのこと思い出しておりました!
それにしても邦題は「ダンサーインParis」と明快でバレエっぽさを残しているが、本国版のキービジュアルが「En Corps」(身体)という原題そのものって感じでこの差がまた非常に面白かった。
この「ダンサーインParis」のパンフに掲載されてたインタビューで首藤さんが海辺のシーンのよさの話をしてたけど、まさに私もあの海辺の風を受けて踊るシーンなど見つつ、椎名林檎さんと首藤さんのかつてのNoMusicNoLifeを思い出しておりました。
パンフレットの読み応えがありまくりなので、映画館で観れた際にはパンフレットも是非です。
久々に「2000円なんて安すぎでは?」と映画で思った。かつ、同じ作品を劇場でリピートすることもほとんどない自分だが、これはあと2回くらい劇場へ観に行きたい。本当に。
それくらい、ダンスのシーンも最高です。