コンテンポラリーダンスがカッコいい!本物のダンサー、本物の振付師による本物のダンスシーンが楽しめて、しかもドラマとしても面白かった。
パリ・オペラ座でエトワールになる夢を怪我であきらめ、同時に恋にも破れたエリーズ。絶望していた彼女が人との出会いやコンテンポラリーダンスとの出会いを通して新たな生き方を見出していく物語。
主人公は実際にオペラ座のダンサーをしているマリオン・ブレボー。ステージに立つとものすごい熱量なのに、ふだんは可愛いパリジェンヌって感じが魅力的♡
クラシックバレエはもちろん素晴らしいけど、コンテンポラリーダンスの解放感とエネルギーが圧巻!
コンテンポラリー界の鬼才ホフェッシュ・シェクター本人が出演し、振付、音楽を担当。最後のステージは3回リピして観ちゃいました。バックで激しく和太鼓を叩いていたので、生で観たらものすごい迫力のステージなんだろうなぁ。
クライマックスのステージに向けて繰り広げられる練習風景やロマンスなども自然体でとてもよかった。エンドロールのダンスも素敵☆
パリの夜景やアパルトマン、ブルターニュの海、映るすべてが美しくてため息です。パリとダンスをこよなく愛する監督らしい作品でした。
「人生のすべてを味わって」亡くなったママのセリフが沁みました。ラストの父の涙も感動的でした。『リトルダンサー』を思い出しました。やりたい道を突き進んでいる人を観ていると胸がすく。