イ・チャンドン監督レトロスペクティヴ 4Kレストアにて鑑賞。長編デビュー作をやっとこ観ることが出来ました。
物語はマクトンという兵役上がりの青年とミエという女性が電車の中で出会うところから始まります。その出会いがマクトンの人生を悪い方へ変えてゆくのですが、彼は黒い社会にどんどん巻き込まれていくのです。
しかも、巻き込まれ方が尋常じゃない。観ている方としては、おいおい、ちょっと待てよというシーンでも、マクトンは何の考えもなしに巻き込まれてゆく。
周りが悪いのか、マクトンが悪いのか。なんだかよくわからないけれど、その誘われるがままに巻き込まれる様は、闇バイトだと気づかずに犯罪を犯してしまう最近の日本の若者とさほど変わらないように思えたり。
みなさん、怪しい誘いには乗らないように気をつけましょうね。マクトンのような最期を迎えてしまうかもしれません。