久々に社会派の作品を観た
社会情勢は特に詳しくなく、ごく一般的な知識しかないけど、かなり見やすい作りになっていたように思う!
アグニエシュカ•ホランド監督が、この作品を撮るきっかけは"怒り"だと言ってた
難民に対してまるで物のように扱う非人道的な行いには憤りを抱く
人間の尊厳や平等/自由は、言葉では簡単なのに、実際はかなり複雑な問題が絡んでる
難民/国境警備隊/人権活動家のそれぞれの視点から描かれる本作にプロパガンダと感じることは特になく、それぞれの枠の中でも違う思想が生まれているあたり、フラットな視点で見ることが出来たようにも感じる
そんな中で、どれにも属さない1人の人物にスポットを当て、その人物が当事者となってしまう中で、行動や考えに変化が生じていく様子は、観客にも何かしらのきっかけさえあれば、このことに目を背けることは出来ないと言わんばかりの説得力がある✊🏻
知るきっかけからでいい
知ること、見ること、聞くことから何事も始まるし、それでどう考えてどう動くのかは人それぞれで、恐らく自分も何も行動出来ないタイプだけど、考えくらいは持ち合わせておいて良いのかなと思う🤚🏻
全く飽きない作りで、かなり見やすかった!
