ただ映画を観ているだけの人間がこれほど泣くのだから、家族はいったいどれだけの涙を流したことだろう
理性と感情とが日々せめぎ合い、その時々で勝敗が決まるのが人の日々だと思っているのだが、そこに知性と想像力が加わることで更に単純な勝ち負けだけではない何かが見えてくるのではないだろうか
何も起きなければ妻はパリでひとり、送られてきた息子の姿にを目を細めていたかも…
そう思うと余計に悲しみの募る最後だった
悲しみ方も立ち直り方も人それぞれ
自分の理解を超えているからといって、他人のそれを否定する人がいるのはとても残念だ
子役の才能、恐るべし