今につながるウォン・カーワイの作風が何となく形作られてきたのが本作なのかな。
女を誑かしてふらふらしているヨディ、ヨディにぞっこんのミミ、ミミのことが好きなサブ、ヨディに弄ばれるスー、スーに気がある警官のタイド。あと、ヨディの育ての母親。主な登場人物は全部で6人。
とにかくヨディがもてるんだが、自己陶酔感強めで行け好かない感じ。でも、レスリー・チャンがそれを演じると儚くて守ってあげたくなるのが良い感じ。レスリーファンにはかなりおすすめの作品である。
あと、この映画、本当の主人公はヨディではない。ラストシーンの不思議さにネットで調べたら、ああ!そういうことなのか!と。ウォン・カーワイファンには当然のことなんだろうけど、初めて知りました。