ぬう太郎

異人たちのぬう太郎のレビュー・感想・評価

異人たち(2023年製作の映画)
1.8
英国の監督が「異人たちとの夏」をどのように映像化するのだろうか、といった視点で鑑賞したが、大林宣彦監督には遠く及ばない結果であった。主人公の「形」を変えたラブシーン自体の設定は良いと思うが、両親を単に”霊”、”空想”、”夢”の様に描かれており、原作を正しく理解しているようには思えなかった。日本の「お盆」の先祖帰りの習慣・風習が土台となっている原作を理解するのは難しいのかもしれないが、せめて両親との別れは丁寧に描いて欲しかった。
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