にしくん

ロクサナのにしくんのレビュー・感想・評価

ロクサナ(2023年製作の映画)
3.0
自分とは全く違う世界を、文化を感じること。それが東京国際映画祭の存在意義の一つであり、映画の魅力の一つ。アルコールを持ち歩いては行けない、罰として鞭に打たれる、ヒジャブを被る。だけど、そこに生きる人々は私たちと何も変わらない。
女性が自立すること、仕事をすることが大変なのは日本もイランも変わらない。そんな現実を一人の青年を通して知る。必死に仕事をして、必死に生きようとするロクサナに対して、その青年が出来ることはあまりにも少なく、それが切なすぎる結果を招く。
国も、文化も、宗教も、法律も違うのに抱える問題はイランも日本も変わらない。
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