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相撲ディーディー
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目次

相撲ディーディーの作品紹介

相撲ディーディーのあらすじ

インド初にして唯一の女性力士へータル・ダヴェーの人生における実際の出来事にインスピレーションを得た作品。中流階級の家庭に生まれ育ったレスリング選手のヘータルは、ふとしたきっかけで相撲と出合って興味を持つが、女は結婚がすべてと考える母親に反対される。幸い父が背中を押してくれて相撲を始めるが、上達への道は遠く敗戦が続く。夢を諦めない彼女は日本へ渡り、厳しい稽古に耐えて弱点を克服していく。異色のインド女子相撲映画である本作のタイトル「ディーディー」は、親しみをこめて女性(とくに姉)を呼ぶ時に付けるコトバなので、さしずめ「お相撲お姉ちゃん」といったところか。コルカタ出身で広告業界を経由したローハトギー監督の履歴は、同郷の巨匠サタジット・レイとよく似ている。

相撲ディーディーの監督

相撲ディーディーの出演者

原題
Sumo Didi
製作年
2023年
製作国
インド
上映時間
118分
ジャンル
スポーツ

『相撲ディーディー』に投稿された感想・評価

なだ

なだの感想・評価

5.0
東京国際映画祭にて

インド初の女性力士ヘタル・デイヴさんの事実に基づくストーリー。
タイトル訳『相撲ねぇちゃん』

インド映画で女性が主役の作品にはなかなか出会えない。
予想を超える良き作品でした。
ぜひまた劇場上映して皆さんに観てほしい。

太った体型をなじられ沈むヘタルに父は自信を付けさせるために柔道教室に通わせる。だが重量オーバーで柔道を諦める事に。

母からは結婚と見た目で脂肪吸引を勧められ八方塞がりのヘタルは、インドに来ていた横綱タオシの相撲を見て相撲の道を志す。

大半の日本女性は早くから相撲と歌舞伎は女人禁制と聞かされ、自分がやろうと思う方は少ないと思うが、ヘタルはすんなり相撲の世界に入ろうとする気持ちが凄いと思った。

男友達の理学療法士アクシャトが、ヘタルを理解して動画や練習に協力。
彼なくしてはヘタルは大会に出られなかっただろう。

世界女子相撲大会というのが開催しているとは知らなかった。
日本、ロシア、台湾など各国から女性力士が出場する中、インドの選手として出場する為には体を鍛えるだけではなくスポンサーも探す苦難の道。

負けが続くヘタルは再度横綱タオシに教えを乞う。
日本に行こうとするヘタルを応援する父と心配して止めようとする母
父が母親を諭すセリフで泣いた😭脚本も素晴らしい。


日本でのロケもあり日本の山里の風景を美しく撮影されていて素晴らしかった。

相撲は『心技一体』なんですね。



終演後のセッションで、ジャヤント・ローハトギー監督とプロデューサーと脚本家の3人が登壇。

コロナ禍で撮影に苦労された中、ロケ地の千葉県に感謝の意を話して下さったり、また公式初上映が日本で行われた事を喜んで下さっていたのが印象的でした。


その後のヘタルさんは、スポンサーや相撲連盟などないインドでは活動を継続出来ずに早期引退。
5才から16才の子供達に自己防衛術を教えていたそうです。

最後に実際にヘタル・デイヴさんの写真を見たのですが、精悍な顔立ちで気迫に溢れた素敵な方でした。



相撲に縁のある千葉県の諏訪大神など写っていたロケ地巡りしたいな。
"弱点を強みにかえて"

インド人初であり唯一の女性力士、ヘタルの物語。

なんて良い映画なのー!!!!文句の付け所が見当たらないー!!!!

『女の幸せは結婚である』を信じる人、夢を追うことの大切さを信じる人、自分自身を信じる人。
たくさんの気持ちが一つになって出来上がった、その温かさに、何度も泣いた。

パパが…いちいちいい事言う〜😭
このパパ役のニテーシュ・パンデーさん、今年5月に亡くなってて、冒頭で追悼メッセージが流れてたんだけど、誰かな?と思って見てたらパパ役で出てきたから衝撃受けたし、このいい事言ってるいいパパ(役の方)が、もうこの世にいらっしゃらないのか…と思うと余計泣けた…。
アクシャトも弟もパパも、支えてくれる男性がみんなことごとく良い人で最高。


主人公のヘタルが、日本で横綱に稽古をつけてもらうシーンがあるのだけど、新宿みたいなギラギラした日本じゃなくて、緑豊かなゆったりとした日本を美しく映してくれてたのが本当に良かった!
ぜひ、世界中で公開して、大ヒットして、よりたくさんの人たちに、自然いっぱいの日本で、太鼓の音を聴いてほしい☺️


あ!バーフバリをハルクにしたのは余計な翻訳でしたね!バーフバリのままで良いですよ!!!!
てるる

てるるの感想・評価

4.0
東京国際映画祭2023 ④

今年は純粋なインド映画はこれだけ。

それでもクリケットとカバディの国が相撲をテーマの映画を作ることの破壊力!
しかも実話ベース。

スポ根映画大好きなのでもちろん楽しめたんだけど、トレーニング以外でもインドで相撲の知名度が低すぎてスポンサー探しに難航するくだりは予想外だった。

「私の夢、父の夢」「ダンガル」「メアリー・コム」「最終ラウンド」など、女性スポーツ映画が多数ある。

それだけインドでは女性が本格的にスポーツすることに障害があるからこそ、ドラマ性も産まれるんだろうな。

逆に言えば、たまたま相撲取りに出会えて相撲レスラーを目指すことになったのは運命と言えるかも。

日本のシーンもあったけど、トンデモニッポンじゃなくてちゃんと日本ロケをしてるのが素晴らしい。
コロナ禍で大変だったらしいけど千葉県が協力してくれて実現したんだそう。

あとインド映画らしく、家族の物語としても良かった!
特にお父さん…普段はあんな感じなのにギャップ萌えです。

でも反対するお母さんの気持ちも分かる。
「私の夢、父の夢」でもお母さんが反対してたけど、インドでは女性は結婚が出来るかどうかが重要と思われてる。

今でこそ考え方も変わってきてるんだろうけど、結婚こそが女性の幸せと思ってる典型的な母親で、娘のことを心配していただけで決して応援してないわけじゃなかったと監督もQ&Aで仰ってました。

ちなみに相撲レスラー役はサトウさんという元力士の方だそう。

これは日本でこそ公開して欲しい作品。

あとインド映画で相撲と言えば「SUMO」というタミル映画があるけど、これも観てみたいなぁ。

以下、ネタバレあり















ヘタルと幼なじみのロマンスが映画で描かれてるけど、あれも実話だそう。
今も夫婦で、お互い助け合ってるんだとか。

そして実際のヘタルさんは資金難により、今は相撲レスラーとしては引退。
その後、女性向けの柔道・相撲教室のようなものをやっていたが、それも資金が尽きてやめてしまったのだとか。

ただ、今でも相撲や柔道とは関わっているみたいで、映画よりもドラマティックな人生を送っているとQ&Aで制作陣の方々が仰ってました。

『相撲ディーディー』に似ている作品

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上映日:

2018年04月06日

製作国:

上映時間:

140分

ジャンル:

配給:

  • ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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