りん

すべて、至るところにあるのりんのネタバレレビュー・内容・結末

すべて、至るところにある(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

よかった
500円で見れた
映画、気軽に見れれば見れるほどいい。価値うんぬんの話ではなくて機会とか経験として。個人的な状況の影響もあるが、お金無駄にしないように何かを得ねばというプレッシャーがなく、今までで一番リラックスして映画を見れた気がする

インタビューに目を通したら希望が〜って言ってるけど希望はなかった。死は救い的思想の方が感じられた

正しく苦しんだり傷ついたりできるということは生きていくにあたっては不都合だろう。生の結末は死と決まっているのに、悩みや悲しみで精神を消耗して残りの時間をどう過ごしていくというのか。世界など自己の知覚の範囲でしか有り得ず、生まれてきたことに意味など無い
それに耐えきれなくなった者は宇宙船を探す。この世界から抜け出すために。どれだけ多くの国々を渡り、様々な人に出会ったとて行き着く先が現実からの逃亡なら、一体現実とは何なのであろうか
虐殺の事実を知らない方がずっと幸福なのだ

無意味や虚無で満たされている

全体的な空気感としてテレビ番組が移り変わる間に流れる5分10分の紀行番組のようだった
私は今一秒でも早くストレスから解放されて知らない土地に旅に出たいが、世界のどこにも苦痛や不安があるいつでも。それもいいじゃないか。そういうことを確認しにいく旅でもある。そういう旅にしたいと思う
りん

りん