バンバンビガロ

母よのバンバンビガロのレビュー・感想・評価

母よ(1953年製作の映画)
3.3
ロバート・ワイズ監督作。とある女性の一代記といった話で、富豪の令嬢として育てられた主人公が父の死をきっかけに没落し、田舎町の教師になり、結婚し農家として息子を育てあげるまでを描く。
話の作りやテーマはさすがに古臭く感じる所もあるが、軽快なテンポ感で話が進むのと重くなりそうな話を主人公のポジティブなキャラクター性が中和してくれるので爽快な印象が残る。
長い回想を経て冒頭の場面のシチュエーションが分かるところはちょっと意外性があって面白い。
この映画の主人公を演じるジェーン・ワイマンのキャラクターは『サウンド・オブ・ミュージック』のジュリー・アンドリュースを思わせる所もあって、ロバート・ワイズ監督のキャラクター演出の系譜の一端を見ることが出来たのも良かった。
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