外出先で時間調整のために急遽観ました。笑
安倍晴明が陰陽師になる前の若き学生(がくしょう)という設定。
両親を何者かに殺害された記憶に悩まされ仇に執着する晴明だが、実際に起こった事が事実で、本人が信じている事が真実でありその違いをしっかりと見分けるべきだと力説する。なる程!
帝を頂点としてごく一部の人間が世の中を司っている時代で、陰陽師の中でも上にのし上がるために嫉妬や策略が渦巻いていた。
少女漫画のようなシーンが時折り入っていたり、相思相愛の男女でも立場的に結ばれず、古風な日本人の心理として描いたのは佐藤嗣麻子監督のセンスでしょう。
この方が山崎貴監督の奥様だとは知りませんでした。
最終的には平安時代最大の怨霊と思われる菅原道真の霊を使って、飛び梅が登場した所が最高に面白かった。
映像的には美しい作品でした。