珍しいフリッツ・ラングの西部劇。
ウエスタン・ユニオンという会社が西部の開拓地(ネブラスカからユタ州のソルトレイクまで)に電信柱を立てて電信網を広げようとする話。
電柱の建設を進める男たち、そこに古くから住んでいたネイティヴ・アメリカンたち、地元をうろつく窃盗団とが絡み合って…。
見聞もあり仕事もできる男が訳ありだったり、それを知っていて見ぬフリをする男の友情(?)だとか、使い古されたパターンとは違ってネイティヴ・アメリカンを単純な悪者にしてない所や、先住民に変装して悪事を働く白人たちを描いてるのは新鮮。
だけどやっぱり結局は騙して先住民の土地を奪っていくよね。
コメディ要素として登場している気の弱いコックが時々ほのぼのとした笑いを出してくれるのが良い。