ナカジン

あとがきのナカジンのネタバレレビュー・内容・結末

あとがき(2024年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

下北が好きなのでみにいった。
夢を追いかける2人の物語。
俳優とアーティストで夢は違えど追いかける中、互いの人間味が滲み出る。
壁にぶつかっても負けないレオと、壁にぶつかる度に揺れるハルタ。
きっと世の中の人間は後者が多いのでは。
そんな一直線に走るレオを隣に、日々の出来事にハルタの心を削る。
恋人に会えない申し訳なさだとか、仲の良い後輩と気まずくなったり、悔しい気持ちが爆発して大事なバイト先を失ったり。
目指したいものはあるのに自分の人生にはいろいろなことが起こり、そうやって人の心ってのは変わりたくなくても変わってしまう。それをこぼさないように一生懸命生きているときに、大切な友人からの言葉で今まで抱えてたものが溢れて汚い言葉で相手を傷つけてしまうのは、本当に人間だった。見てて辛かった。
世の中、「あきらめた」という概念で見てしまう出来事は、本当にそのネガティブな言葉にグループ分けしていいのだろうか。
どんなことがあっても、歩き方が変わっても、その先を一生懸命に生きることの大切さを描いた素晴らしい作品だと思った。
キャストが芝居うまい。全然みてられる。
ナカジン

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