otaohatajunichi

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのotaohatajunichiのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

1作目、2作目、AL、いずれも未鑑賞。
空撮されたニューヨークの街並みがとってもきれいだった。

マッケナグレイスが美人すぎ!
本作で最も見応えがあったのはそこ。ビジュかよと思われるかもしれないが、輝く姿をフィルムに収めるのにもきっとたくさんの技術やタイミングがあり、それも映画の立派な一面であろう。
また、メロディとフィービーの交流がいちばん楽しめたシークエンスでもある。(メロディ役エミリーアリンリンドの演技もとてもよかった、演技でいえばマッケナグレイスも抜群、またポールラッドも流石のバランス感覚だった)

ミニマシュマロマンの営みもとても魅力的/興味深かった。ピクサーが一本映画を撮れそうなくらいある。

とくに私はガラッカとの決戦にかけて、ややテンションを失ってしまった。
脚本にもう少し練りようがあったのではないか。
例えば(私は過去作を見ていないので知らないのだが)、ゴーストたちに何らかの習性があるとして、それを利用することで、ガラッカに解き放たれたゴーストたちが一気に味方に転じて決着を迎えるであるとか。(ゴーストたちが最後どうなったのかも収集できていない気がする)
例えば(思いついた順に言ってるだけだが)、おばあさんの秘密の部屋を訪れた際、ポッドキャストがあの角に興味を持って何らかのイタズラをしていて、それが原因となり決戦シーンで一時ガラッカの体勢が崩れるとか。(そこにちょっとコメディ要素を持ってくるほうが、シリアス一辺倒なのにロジック薄めでガラッカを倒してしまうよりバランスが取れてよかったのではないか)
もっと考えられた気がしてならない。
メロディのマッチ、からのファイヤーマスター、そして空っぽになった地下牢に閉じ込めようだったりはもちろんよい。
だが、メロディがなぜ最後改心できたのかも掴めず、直前の地下室の会話に示されていた部分があるのかもしれないが少なくとも私は見逃してしまった。
レジェンド、ビルマーレイの演技がやや場に合っていないように感じてしまった。
ほかにも、真鍮を使うなど工夫はあったのだが、勝利するロジックがもう一つ二つ補強されていてほしかった。
また全体を通して、リアリティラインというかコメディの割合が今ひとつ私は掴めず、そこも本作に乗りきれない要因になったかもしれない。
言わずもがな過去作を見ていないことも影響しているだろう。

フィナーレでウィンストンが"We are the Ghostbusters!"と言う。
その抑揚の付け方を、"We / Are the Ghostbusters!"とするのだが私は初めて聞く英語で、とってもかっこいいなと思った。
こうした規模の映画で、チグハグな点を作らずまとめ上げるのは本当に偉業なのだろうなと感じたいっぽうで、
俳優、ロケーション、CGなど大作ならではのスケールを味わえたことだけで満足!
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