こなつ

FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023のこなつのレビュー・感想・評価

3.8
2023年8月武道館で行った福山雅治のライブ映像。「言霊の幸わう夏」(ことだまのさきかうなつ)というタイトルに福山雅治のライブにかける熱い想いを感じた。3年半ぶりに「声出し解禁」となったこのライブを、30年以上アーティストとして第一線で活躍し続ける福山が、自ら監督を務め40代以上のカメラに加えドローンも使い、全方位を実現した体験型ライブフィルム。

ファンクラブに入っている訳でもなく、福山雅治さんのライブに行ったこともない。それでも楽曲はどれも好きで良く聴いている。その楽曲にオーディエンスの熱狂や興奮がどの様に高まっていくのか、感動的に響くのか、劇場で体験したくなった。

アンコールまで20曲。印象に残ったのは、映画・あの丘で君に会えたらの主題歌の「想望」、ドラマ・ウォーターボーイズの主題歌の「虹」、映画・名探偵コナン ゼロの執行人の「零」、映画・沈黙のパレードの「ヒトツボシ」、他にも懐かしいコマーシャルソングもあって、特別料金3,300円をすっかり満喫。

54歳になり、最近お顔が少し劣化してきたかとテレビ番組で感じたこともあったけれど、いやはや魅力ある歌声は健在で、パワフルなパフォーマンスで観客と一体になっているライブは素晴らしかった。アップで映し出さるお顔も若々しく、日本を代表するアーティストの貫録を見せつけられた。

福山雅治主演のドラマ「ラストマン」で、福山の子供時代を演じた柊木陽太君が大人になった自分に会いに来るという設定も洒落ていた。柊木君って「怪物」にも出演していたけど、随分大きくなってお兄ちゃんになったね。
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