たつ

トラペジウムのたつのネタバレレビュー・内容・結末

トラペジウム(2024年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

周囲を巻き込んで自分の夢を叶えるのも理想ではあるけど、それは周囲の想いを考えていないことと同義であって…
自分も部活をガチでやりたくて仲間に強要した経験があり、色々な考え方があることを忘れてた時期があった。そういう意味では、人には色々な価値観があるということを改めて考えさせてくれる作品だった。
東ゆうは身勝手で、仲間の気持ちを全く考えられていない人だったけど、誰よりも情熱がある人なのだなぁと思った。そして、作中で仲間との衝突を経て、成長と友情と夢の実現を手にする。かつての自分と重なる部分もあり、辛くもあり、救われもした。
10年後、どうなっていたいか考えるきっかけをくれた作品でもある。
夢を持ち、実現させるためには綺麗なことばかりとはいかないけど、その過程で最高の仲間と出会えるのは悪くないと思わせてもらった。
総じて、とても良い作品だった。
それこそ、この映画で未来が変わったくらいの衝撃と感動だった。
たつ

たつ