ShinMakita

戦慄の七日間のShinMakitaのレビュー・感想・評価

戦慄の七日間(1950年製作の映画)
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…死か、あるいは栄光か。

☆俺基準スコア:2.2
☆Filmarks基準スコア:3.3




1950年のロンドン、ある週末、首相官邸に届いた一通の手紙…差出人は「ウォリングフォード研究所」のジョン・ウィリントン教授。その内容は、大量破壊兵器の製造・使用の放棄を政府に求めるものだった。従わなければ、新型爆弾UR12を市内で起爆するというのだ。タイプライターサイズのUR12と共に研究所から姿を消したウィリントンを捜索するため、ヤードの警視フォランドと、研究所助手レインらが奔走するが…



「戦慄の七日間」


マンハッタン計画にも参加していたウィリントン教授が突きつける最後通牒。「オッペンハイマー」のアンサー映画として観ても面白いかも…と思ったけど、結局ウィリントンを単なる狂人としか描かない娯楽作品になっていて社会派テーマが盛り込まれていないのが残念。ただ単なるサスペンスとして出来は素晴らしいし、ノワール映画らしい白黒コントラストの映像美、無人化したロンドン市内のビジュアルなど目で楽しむ部分が多し。これが今朝堪能した「オフサイド7」のミラクルカメラマン、ギル・テイラーの撮影だったのはえらい偶然です^_^
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