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RHEINGOLD ラインゴールドのKYOのレビュー・感想・評価

RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)
3.6
異文化の中で這い上がっていく破天荒な半生は見応えがあるものの、そういう世界そういう時代と割り切ってもホモソとミソジニーが酷かった。
身勝手な父や兄に振り回された妹はどんな思いをしたのだろうかと、そちら側からのストーリーの方が気になる。母やパートナー、娘も主人公にとって都合のよい記号としか描かれていないのが残念。成功したら周囲の苦悩は帳消し?女性客がほぼいないのも納得というか、あまり身近な人に勧めたいとは思えなかった。
強奪した金塊とワーグナーの歌劇『ラインの黄金』にちなんだタイトル、ラストシーンもファンタジーっぽくぼかされていてモヤッとした。
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