Sakura

スーパーの女のSakuraのレビュー・感想・評価

スーパーの女(1996年製作の映画)
4.8
伊丹十三作品初めて観た!!こんなに面白いとは!!!!

私は矢口史靖監督のハッピーフライトのような、業界の裏側が知れるお仕事ドラマが好きなんですが、この作品は生活に欠かせないスーパーが舞台なのでより面白かった!!!

仕入れ
鮮度管理
商品企画
販促企画
接客応対
マネジメント

スーパーの店舗運営に関するありとあらゆるシーンが上手い具合に物語として構成されてて、かなり勉強になった!!!

「正直屋」という屋号に似つかわしく無いずさんな体制から、主人公がバッサバッサと立て直していく様が爽快。

しかも出演者がなかなか豪華で、バラエティー番組で見かける大御所タレントさん達がちょい役で出てるのが新鮮。ウォーリーを探せ状態。(常連客として現れる柴田理恵さん、今と全然変わらなくてインパクト大!!!)みんな自分の仕事にこだわりがあって、一生懸命働いてる姿がだんだん眩しく見えてくる。一つのお店にこれだけ多くの店員さんが居て、それぞれの持ち場で活躍してるんだと思うと、近所のスーパーにもありがとうと感謝したくなるな〜。

さらに、主人公のファッションが今見てもカラフルでお洒落で、それを見るだけでも楽しかった!!
BEAMSあたりが得意そうなプレッピーな赤ブレザーに赤いタータンチェックのパンツ、ハイテクスニーカーを合わせたコーディネートがめちゃくちゃ可愛い。終盤の白いモヘアニットに白いオーバーオール合わせてるのも真似したくなる可愛さ。そういう所もこだわりだったのかな。

デコトラのカーチェイスも最高でガンガンぶつかりながら商店街を駆け抜けていくのも迫力あった〜〜。
本当に満足感の高い映画でした。他の伊丹作品もちゃんと観たいな。
Sakura

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