のんchan

ふたりだけのロデオののんchanのネタバレレビュー・内容・結末

ふたりだけのロデオ(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

サクッと観れるカナダの父娘ロードムービー。

オープニングはトラック野郎たちのレースから始まる。
その1台には父親運転の助手席に9歳の娘。
タイムレースに惜しくも敗れ、次なる挑戦は伝説のトラックレース大会"ロデオ"に出ること。開催される西部の町を目指すが...

ただ、父親に問題あり。
離婚して親権は元妻にあり、週末だけ会える娘を独り占めしたい願望だけで、ほぼ誘拐のように娘が練習する空手道場から拐ってそのまま走り出す旅。

娘は大人の事情を察知している。
オマセと子供っぽさが同居している微妙な年齢。
勝負着だからとずっとオレンジ帯の空手着を着たままいるのが可愛い。
しかし、途中で「ママと話したい。電話して。帰りたい」となるのは当然。

元妻からの電話が入らないようにスマホのICチップを捨ててしまう。
結果、警察へ行方不明届けを提出されてしまい追われる身となるのだった。

平均スコアが低いけど、私は父親の遅かりしであっても改心の機会になったし、娘もそれが理解出来た想い出の旅になったと感じた。

この作品は監督の幼少期の想い出がベースになっているドラマだから。
のんchan

のんchan