のんchan

幸せをつかむ歌ののんchanのレビュー・感想・評価

幸せをつかむ歌(2015年製作の映画)
4.0
メリル・ストリープ天晴れ👏
いや〜これは凄いよ、歌って🎤ギター🎸演奏🎶して、中年ロッカーを演じきってます。歌声も心に響きました🎵
(ニール・ヤングから直々にギターテクを習った腕前はお見事)

ジョナサン・デミ監督の遺作であり、メリルの実娘メイミー・ガマーと初共演しています。顔は所々似てるけど彫刻家の父親にそっくり。演技は悪くなかったけど、母親超えは大変かな?


ロックスターの夢を追うために家族を捨てたリッキー(メリル)は54歳になっていた。たった1枚アルバムを出したが、今はロスのロックバーでハウスバンドのリードボーカルとして歌い続けている場末のシンガー。昼はスーパーのレジ打ちのバイトをしながら食い繋いでいる日々。
そこへ元夫のピート(ケヴィン・クライン)から、娘ジュリー(メイミー)が離婚して落ち込んで立ち直れないと電話が入る。
下品な痛〜い装いのまま、インディアナポリスの元夫の豪邸を訪ね娘と再会するのだが...
始めはギクシャクした関係も、風呂も入らずの娘を連れ出し、昔通ったドーナツ屋🍩、美容室、ネイルサロン💅で綺麗になり、いつしかジュリーは安らいでいく。

バンド仲間で今の彼氏のグレッグ(グラミー賞歌手のリック・スプリングフィールド)の愛に支えられ、次男ジョシュ(セバスチャン・スタン)の結婚式に悩んだ末に参列することに。
そこで披露するのが、ブルース・スプリングスティーンのホットなナンバー「My Love Will Not Let You Down」←因みに選曲したのはメリル自身というからセンス抜群💫

自分の夢を優先させて家庭を捨てた女を観る者は誰も応援しないと思うけど、それなりに苦労もあり...メリルだからなんか応援したくなりました。
コメディヒューマンらしく、ところどころで笑えます😁

エンドロールは結婚式の会場で全員で踊るダンス🎵💃🕺🎶
全員がノリノリで楽しそうに踊っている作品は無条件でスコア⤴️
年齢様々な出演者たち、かなり練習したんだろうな〜👏


場末のシンガーでも歌う曲は一流
・トム・ペリー「American Girl」
・ピンク「Get the Party Started」
・レディ・ガガ「Bad Romance」
・エドガー・ウィンター「Keep Playing That Rock&Roll」
・ドビー・グレイ「Drift Away」

この作品のオリジナル曲
リッキー&ザ・フラッシュ「Cold One」

メリルの女優魂に感服しきりで楽しみました😆


《㊗️名誉パルムドール授与🏆》
のんchan

のんchan