フライ

相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿のフライのレビュー・感想・評価

3.4
米沢守は、相棒が人気作品になった立役者の一人なだけに、とても魅力のあるキャラクターだが、やはり杉下右京有りきかなと…。
相棒映画第1弾から流れを持ってきたストーリー展開は結構期待出来たし、なんと言ってもドラマで度々話に出ていた米沢守の奥さんが見れたのは色々な意味で面白さを感じた。事件の内容や展開も悪く無かったが、萩原聖人が演じた刑事の少しウザい演出に個人的には、少し辟易とするものが。犯人をもう少し読めない展開にして欲しかったが、それでも全体的には意外性も有り良かった。ただラストの自供に2時間サスペンスドラマでの1シーンの様な、その場で動機から犯行迄すらすらと語るシーンは全てを台無しにしている様で残念だった。
六角精児が演じる米沢守の魅力をそれなりに感じられた作品には思えたが、これまでのキャラクター設定から多少不自然に思える部分も。やはり杉下右京と亀山薫が絡まないと面白味に欠けると言うのが本音。それでも相棒ドラマが好きなら必ず観ないとならない作品。
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