力不足のノーランって感じだった。本人もそう思ってそう。
ただ時間をいじった編集、二重、三重に計算された伏線、何かに取り憑かれた主人公、コントロールできないものに振り回される様、まさにノーラン作品だった。
編集で伏線を作ってるのが、映画ってコンテンツの唯一性を使ってて面白い。
画面が暗すぎてなにしてるかわからない、だから怖くなる。白黒撮るの上手いなあって思った。
違和感こそが面白さって気づけた。スーツにハンマー。なにも盗まない泥棒。無職なのに社会人のような格好。やすしの言ってた予定調和を崩すってこういうことも言うのかな。
