Ym22

ジェニファーのしたことのYm22のレビュー・感想・評価

ジェニファーのしたこと(2024年製作の映画)
3.0
これは考えさせられた、キツイ

この事件知らなかった
日本で医学部を強要された親子の事件あったな…

どうしたらこんな悲しい結末を避けられたか、考えずにいられない

もし、両親のどちらかが、少しでも彼女に寄り添ってあげてたら
罰を与えるような躾をさけてたら

若い時は狭い世界で生きていて
そこから抜け出せないと思ってしまう
その世界が全てだと
だから苦しくて辛くて
長いことそんな生活していたらおかしくもなる

事情をわかって支えたりアドバイスできるような大人がいたら、カウンセラーとか、親族とか、友人家族とか

ひとりでもいたら、違ったかもしれない
今は我慢してなんとか独立できれば自由に生きられる道もあった
狭い世界から出れるかもしれないという小さな希望を持てたら

違ったかもしれないよね

幼少期からずっと追い詰められて
彼女にはいつも究極の選択肢しか与えてもらえなかった

だから自分か両親か…の究極の選択をしたんだろうな

もし自分の娘に明確な殺意を持って殺されかけたら
絶望と後悔

どこから遡って、どこで子供と向き合えなくなったのか
可愛い我が子が恐ろしい冷酷な殺人者へと変えてしまった
幸せになるようにと育てたはずなのに

でも彼女はこんな最悪な結末でも
やっと親から逃れられた
そう思ってはいないだろか…

決して産まれながらに犯罪者はいない

そしていつも念頭に置いていることは

子供の人生は親のものではない
親になってより強く思う

警察のひとの話とか全然入ってこなかった

人ごとではない
ここまでの事件にならなくても苦しんでる子供はいると思う
観ててとても苦しくなった

未来のある子供が幸せになれますように願わずにいられない
Ym22

Ym22