Hikari

シャイニングのHikariのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
3.8
ホラーだめすぎて何回も途中で挫折し、ついに何年か越しに完走!
そろそろホラー苦手を克服しないとと夫に手伝ってもらいました笑

実は大学時代に映画論の授業で取り扱ってて
題材となる映画は事前に見てくるのが決まりだったんだけど
これだけは本当に途中で無理だった…

バスルームの腐敗女性のシーンまでは耐えたのに
廊下の双子の少女シーンでギブアップ
でも今日夫と見たら、夫とだったからか結構大丈夫だった!
成長したのかな?笑

最初から最後までなんともないシーンまで
何がこんなに不気味にさせるのか…
何も怖くもないシーンでも撮り方なのか効果音なのか
違和感というか不気味さがずーっと続く
なんか学者が統計学的にデータ分析したら
バランスが完璧なホラー映画だったらしい
それが原因なのかまじでずっと不気味
(ホラー映画で複数回の挫折経験という前情報がよりそうさせてるのかも)

スティーブンキングが大嫌いらしい本作は
個人的にホラー映画ではあるけれど
視覚効果とカメラワーク、完璧な構図が
ここまで名作にさせたように思う

これは映画論の授業で取り上げてた内容の思い出しだけど
雑誌カメラマンだったキューブリックだからこそ
左右対称で奥行きを意識したカメラ構図が多く
またジンバルを取り入れたスムーズなムービングショット
鏡を使った演出など
この映画をより印象の強いものにしている

スティーブンキング原作未読だけど
なんでそこまで原作者が酷評するのかと思ったら
・廊下の双子の少女
・多量の血が噴き出るシーン
・ジャックの同じ文章だけが並んだ原稿
などはキューブリックのオリジナルだそう

これらのシーンって後の映画にもオマージュされがちな
特に印象的なシーンだから
これをシャイニングだって言われるのは
原作者からしたら溜まったもんじゃないのはかなり理解できた

とりあえず最近活字を欲しているので
年内には原作読もうと思う
そして勇気出してドクタースリープにもトライしたい!!
Hikari

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