みんと

コンクリート・ジャングルのみんとのレビュー・感想・評価

コンクリート・ジャングル(1960年製作の映画)
3.8
ジョセフ・ロージー監督のギャング映画。

まだ鑑賞6作目だけど、作風もジャンルもバリエーションに富んでる印象。

今作に関しては正直ストーリーは追い切れなかったなぁ。誰が誰だか、混乱もさせられた。
…にも関わらず映画的魅力は十分感じると言う不思議映画。
常に空間を意識した滑らかなカメラワーク(特に刑務所内を2階へと移動するショットなんてトリハダ)。何よりキレキレのモノクロ映像とキメキメの構図たち。
そして全編通して流れるジャジーな音楽がオシャレ極まりない。
いや~痺れるほどカッコイイ。

ただ、残念ながら個人的には主役もヒロインも好みではなかった。

終始張り詰めた緊張感、見応えの暴動シーン、ラストの空撮…
途方もない焦燥感に少しの可笑しみの混じる締め方と言い、最初から最後までカッコ良さ全開。

ストーリーに執着し過ぎず、雰囲気で楽しむのが正解?!
みんと

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