このレビューはネタバレを含みます
ちょっとしたことでどんどんと変わっていくのがたまらない。
あの時の薬莢、ケータイ、誘拐という密室で匿名だからこそできる細かい芸だ。脚本家は細かいところまで気を配って書いているのが伝わってくる。
しかも最後に人質が得をするという変わった着地。なかなか悪くない。
イギリス初の誘拐映画ってどんなものかと思っていたが、やはりそこはイギリス、鋼質な感じがよく出ていた。
だからこそ、、というべきなのか、ドラマチックに盛り上がることがなく、全編通して、トーンが変わらない。盛り上がりそうなものだけどなあ。