ゼロ

猿の惑星・征服のゼロのレビュー・感想・評価

猿の惑星・征服(1972年製作の映画)
3.7
2024年63本目

✔シリーズ4作目。生態系の頂点とは。支配欲という生き物としての性。弱者の下剋上。これらが90分という短い時間で存分に描かれていた。

✔劇中でもあったが、「犬や猫は愛されていたのに、どうして猿は傷つけられるのか」それに対して「人は猿から進化したから」と答えるが、ここから様々な意味が読み取れる。
✔第一に、犬や猫とは違い、「人間≒猿」だから傷つけてもいいんだ。つまり、言葉の表面上では反レイシズムな発言に見えるが、実は差別していると解釈できる。このシーンのみならず作品全体を通して、反人種差別を訴えかけるメッセージ性が込められてる。
✔また、似ているからこそどちらも支配欲が根底に潜んでいるんだなと感じた。結局は人も猿も同じようなことをするんだな。

✔とはいえ、やはり人間は愚かだなと思った。支配≫≫≫共存なのが悲しい。

✔そもそも猿たちを鎖だけで繋いで収容できるのか?ノーガードで野生の猿たちに接してたけど、あんなに穏やかにはならない気がするwゴリラとか余裕でパワー負けするでしょって疑問が湧き出た。
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