ゼロ

PLANET OF THE APES 猿の惑星のゼロのレビュー・感想・評価

PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)
3.7
2024年65本目

✔初代「猿の惑星」のリ・イマジネーション的な作品。特にシリーズ化されることなく、一応本作のみで完結するらしい。いかにも続きがありそうだが。興業的に伸びなかったのかな。監督は「チャーリーとチョコレート工場」などで知られるティム・バートン。ティム・バートンだと知って驚いた。

✔オリジナルシリーズのオマージュも残しつつ、設定を変更したポイントも見られた。猿が人間を奴隷にしているという点は初代と同じだが、本作の猿たちの方がより悪者ないしヴィランとして描かれていたと感じた。その理由として、残虐な独裁者であるセードの存在が大きいと思う。

✔また、「人間の反乱」という点も新しいなと感じた。オリジナルシリーズでもそういったシークエンスはあったが、ここまで大規模に、メインテーマにして取り上げられているのは新鮮味があった。

✔メスの猿のヘアメイクに違和感を覚えた。完全に猿になりきっていないというか。ときどき人間の顔が見えた。

✔メッセージ性に関してはオリジナルシリーズの方が強かったと思う。

✔さらに、未来に行く過程はオリジナルシリーズの方が説得力はあった。磁気嵐で果たしてそうなるのかイマイチピンとこなかった。
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