うかりシネマ

プレデターズのうかりシネマのネタバレレビュー・内容・結末

プレデターズ(2010年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

直前の記憶を失い、目を覚ますと遥か上空に投げ出されていた。なんとかパラシュートを開き着地した先は密林で、そこには戦闘中の兵士や殺人鬼、マフィアなど殺しのエキスパートが集められていた。何のために集められたのか、犯人は誰か、脱出することはできるのか——。
というあらすじだが、本作は<プレデター>シリーズなので犯人はプレデターで、目的は勿論狩りのため。

AVP含め<プレデター>シリーズの魅力は設定の拡張性にあるが、本作は「落下中に目覚められるか」からゲームが始まっている時点で面白い。観客だけが何が行われているのか分かるという状況のおかげで、100分尺で開始から40分プレデターが出てこないのにずっと面白い。
各国の軍人に悪人、落下死した参加者、過去の参加者など標的側はバリエーション豊かで、すでに死んでいるキャラを含めみんな印象的。このシチュエーションならそれをやる、というのもやってくれてる。

プレデターとの直接対決は、絶望的ではないがプレデターは強く何人も殺され、いい感じのバランス。やくざが日本刀でプレデターと果し合いをするというやりたかっただけな馬鹿のシチュエーションがあるのも嬉しい。
設定だけで面白いのに、中身もちゃんと面白い。