RIO

スサーナのRIOのレビュー・感想・評価

スサーナ(1950年製作の映画)
3.6
男の視線に見てないフリで見ているスサーナが魔性

雷の鳴る夜にグアダルーペの家に転がり込む
奔放で野性的な魅力にメロメロになってしまう家の男たち

強いのに自分を弱く見せる力を持つファム・ファタールに振り回されっぱなしの男たち
スサーナを自分の腕の中にと狙う者同士は長年の信頼性も一瞬で捨て敵意に変えてしまった
同情からスサーナを住まわせたことで家が崩壊の危機に襲われ奥さんの打ちのめされる姿が気の毒なくらい

女中のフェリサの台詞が毒気があったけどドロンドロンの朝を一気に平和な空気に変えてしまう全部を悪魔のせいスサーナのせいにして良いものかな

人間のぼせあがっているとなんだかんだと理由をつけて魅惑的なものに身を委ねてしまう

暗雲立ちこめた農場は悪魔に睨まれていたのが消えて全てが元に戻る 何事もなかったことにしていく流れが今までにない感覚
鎌でも必死に振り回し頑張るスサーナの一生懸命さは共感出来たとこ
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